ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
価格: 2,500円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1
ユンディ・リとともに「音楽界の新興国」中国の若手ピアニストを代表するランランのショパンのピアノ協奏曲集。もちろんランランのピアノにも注目できるが、バックがメータ指揮のウィーンフィルであるというのも大いに注目されると思う。これらの曲をウィーンフィルが録音したというのは、少なくとも最近はないはずである。
まず、ピアノである。私は今までランランの録音をそれほど多くは聴いてこなかったが、今回あらためて聴いてみて「これは相当腕達者なピアニストだな」との思いを新たにした。技巧的な安定感が抜群で、不明瞭さの残る箇所というのはない。あるいは専門家が聴けばいくつか指摘できる場所はある